ヘルシー中国の時間となりました。お相手の王穎穎です。5月も末となり、気温も上昇してきました。北京では最高気温が34度にもなりましたが、皆さんのところはいかがですか？気温が暖かくなると、朝はこれまでより早く起きるようになりますね。朝食はしっかり食べていますか？今日の番組では太りやすい朝食をいくつかご紹介します。皆さんの朝食メニューと比べてみてくださいね。

　まず、残ったご飯やおかずで作った朝食。昨晩の食べ残したご飯やおかず、あるいは残ったご飯やおかずで作ったチャーハン、おかゆなどの朝食メニューが良くみられます。それは、作り方が簡単で、内容も豊富となり、昼食や夕食と同じぐらい、栄養もあるからでしょう。しかし、野菜は一晩置くと、亜硝酸塩という癌につながる物質ができて、健康にはとてもよくないのです。昨晩食べ残した野菜はできれば食べないようにしましょう。もし残ったおかずで朝食を作るのであれば、冷蔵庫でしっかり保存してください。そしてきちんと加熱をしてから食べましょう。

　ファーストフード店での朝食。ファーストフード店の主役は、ハンバーガーやチキンなどですね。そして、好きな人も多いと思います。現在、ほとんどのファーストフード店で朝食を提供しています。メニューは、たとえば、ハンバーガーにコーヒー、ミルク、紅茶などで、手軽に食べられ味も悪くありませんね。

　しかし、このようなメニューはカロリーが高く肥満につながりやすいのです。また、油で揚げた食品を長く食べていると体に害があります。もしこのようなものを朝食で食べたら、昼食や夕食では必ず低カロリーのものを選びましょう。また、ファーストフードの朝食には栄養のバランスに問題があり、高カロリーで、しかもビタミン、繊維素などの栄養分が足りません。ですから、メニューに果物あるいは野菜スープなどを加えて、バランス良く栄養を補うようにしましょう。そして長く食べ続けないでください。

　クッキーやチョコなどの朝食。クッキーやチョコレートのような軽食はどこのうちにもありますね。朝起きて、時間的に間に合わない場合、これらのものを朝食がわりとして食べた経験はありますか？

　もし普段少しお腹が減った場合、クッキーなどを少量食べるのはいいのですが、これらのものを三食の中のもっとも重要な朝食とするのは良くありません。これらのものはたいてい乾いたものが多いのですが、朝の水分が不足している身体にとっては消化吸収に良くないのです。クッキーの原料は穀物で、短い時間でエネルギーを補給できますが、すぐに再び空腹を感じます。そして、お昼近くになると、血糖値が大幅に下がり、栄養不足になりかねません。

　朝食のときには十分な水分を補充してください。もし朝食のメニューが乾いたものであれば、きゅうり一本を加えてください。

　それでは、栄養がある朝食メニューとはいったいどのようなものでしょうか？それは果物に野菜に牛乳です。もしダイエットをしようとする女性なら、主食のご飯、パンなどを控えめにしてください。主食はカロリーの主な源ですが、これを取り過ぎるとダイエットに良くありません。そして、各種の栄養のある食品をバランス良く取るように心がけましょう。ヘルシー中国、今日は太りやすい朝食のメニューをいくつかご紹介しました。また来週、お会いしましょう。