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国交正常化40周年 身近になった「日本」

2012-02-22 18:50:14     cri    

 「元気な日本」の展示会では、昨年の東日本大震災で被災した東北3県の災害復興の様子を紹介していましたが、災害の中で結ばれた両国の絆のPRも大きなテーマのひとつでした。

 イベント会場では、被災地だった宮城県女川町からの中学生も演奏に参加した和太鼓の演奏が、大勢の観客を引き付けていました。

 「力強い太鼓の音に改めて日本の元気さを感じ、災害復興に向けての強い自信を感じさせた」と30代後半の女性は感想を語りました。

 入り口に一番近い福島県のブースでは、会津塗りを始め、福島の民芸品を陳列していました。

 福島県上海事務所の国分健児首席代表(写真)は、「災害から一年経った今、福島は徐々に復興しています。福島県には原発の影響を受けていない美しいところもたくさんあるので、またおいでいただけるようと思っています」と、中国からの観光客の戻りに期待感を示しました。

 一方、魯迅ゆかりの地として中国でも大変親しまれている宮城県は、来場者向けのアンケート調査の形で、宮城県のPRをしていました。

 宮城県大連代表所の西村一慶首席代表は、震災で影響を受けた仙台と北京、上海、大連を結ぶ直行便が3月25日にも再開することを紹介し、「ぜひ大勢の中国の方々に、これに乗ってきていただきたいです」と話していました。

 東日本大震災が起きた後、中国からの国際緊急援助隊を受け入れた岩手県のブースでは、救援活動に感謝する中国語の横断幕が掲げられていました。

 岩手県商工労働慣行部の赤前大輔(あかまえ・だいすけ)主任は、岩手県の災害復興にもつながる中国からの新しい動きを嬉しそうに紹介してくれました。

 「岩手県産南部鉄瓶が中国のプーアル茶愛好者の中でたいへん好評のようです。今、上海、北京で代理販売の拠点がどんどん増えています。今日も、たくさんの来場者からどこで買えるのか、と問い合わせが入ってきました」

 

 豊かになりつつある中国と日本との連携が様々な形で深まり、日本の災害復興においても成長する中国の力が様々な形で生かせられているようです。

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