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2011年の中国映画 興行収入130億元を超え世界三位

2012-01-11 16:47:01     cri    

 中国国家放送映画テレビ総局の童剛局長が9日、北京で明らかにしたところによりますと、2011年、中国での劇映画の制作は全部で558本、映画興業収入は昨年度より28.93%伸びて、131.15億元に上り、アメリカ、日本につぐ世界三番目の映画市場となりました。

 興業収入1億元超の国産映画が20本

 2011年、中国の国産大作映画が徐々に成熟しつつある一方、低予算映画も驚くべき爆発力を見せました。代表格である『失恋33日』、『将愛情進行到底』、『鋼的琴』などは幅広い観客から支持され、国産映画成長の原動力となりました。なかでも、『失恋33日』は1000万元にも満たさない制作費で3億5000万元の興行収入を上げ、低予算映画、特にリアリティのある題材映画の可能性を示しました。

 童剛局長によりますと、2011年の国産映画のうち、興行収入が1億元以上の作品は20本を数えました。低予算映画が頭角を現すのにつれ、中国映画の興行収入は大作の商業映画が支えると言う局面は変わりました。また、同時に、若手映画人が制作の主力になりつつあります。

 2011年の興行収入、130億元超

 童剛局長によりますと、中国の映画興行収入は、2010年に100億元を超えた後、2011年も引き続き、安定かつ比較的速い成長を保っており、131.15億元に達しました。このうち、国産映画の興行収入は全体の53.61%を占める、70.31億元に上りました。1月から9月まで、国産映画は輸入映画より遅れをとっていましたが、第4四半期に粘り強い伸びを見せたため、通年では輸入映画を抜きました。

 映画産業の進歩により、社会全体が映画への投資に対して情熱と自信を持っています。2011年、全国で803の映画館、3030のスクリーンが新たに増えました。これは、1日当たり8.3枚ずつのペースで増えたことになります。また、昨年末まで、中国全土の都市部映画館の数は2800を超え、スクリーンの数は9200に達しています。

 料金システムの改革に着手

 ところで、中国では映画館で映画を鑑賞する場合、正規料金は70元から150元です。料金が割高であることを是正し、サラリーマンでも気軽に映画館に行けるよう、童剛局長は2012年、国家ラジオ映画テレビ総局は映画鑑賞の指導価格および価格上限を決め、規制をかけていくと語りました。さらに、半額チケットなどのディスカウントチケットを増やすことも含め、社会各界のチェックを導入し、料金システムの改革を行っていくとしました。(Yan、高橋)

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