この間、友達の家を訪れた時、お手伝いさんがドアを開けてくれたのにびっくりしました。いつのまにか、身の回りでも、お手伝いさんを雇う家庭が多くなっています。でも、これら家庭の共通の話題の一つは、｢良いお手伝いさんを探すのは非常に難しい｣ということです。｢チャイナライフ｣、今日は、中国でお手伝いさん探しの悩みにスポットを当てます。

　この間の番組でも、北京の家政婦事情についてご紹介したことがあります。中国では、共稼ぎの家庭が多く、家事をするのはたいへんですね。お手伝いさんを雇うのはむしろ効率的かもしれません。

　実はこの間、うちの住宅団地にある家政サービスセンターを取材しました。調べたところによりますと、いま、ほとんどの家政サービスセンターには、三つのランクの家政サービスを提供しています。ますは初級の家政サービスで、つまり、一般の掃除や、洗濯、料理などの家事をしてくれる家政婦のことで、月給は1500元から2000元程度です。このような家政婦は家に住み込む必要はないですから、共稼ぎの若い夫婦なら、気軽に利用できますね。

　また、第二ランクは中級家政婦で、ほとんどは大卒の学歴を持っており、家計の管理や、家庭教師、栄養バランスを考えたメニュー作りなどもしてくれるお手伝いさんのことです。月給はほぼ3000元から4000元程度です。家庭教師の料金も含むということですね。子供のいる家庭なら、子供の勉強に立ち会ってくれるお手伝いさんがいれば、助かります。そして、第三ランクは高級家政サービス員と言い、高等専門学校の学歴を持っており、家庭の全般事業を管理してくれるお手伝いさんのことです。富裕層には結構人気が高いそうです。月給も8000元から1万元以上だということです。会社員よりも高い。つまり専門職です。（つづく　「イキイキ中国」より）