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グローバル企業のイメージ調査 高まる影響力(一)

2009-03-03 17:50:12     cri    

 大雪被害、大地震、オリンピック、メラミン事件。08年は中国にとって非常に特殊な一年だった。中国ビジネスの重要な一員であり、ますます影響力を高めつつあるグローバル企業にとって、08年はどのような年だったのか。グローバル企業の活動に対して、中国人はどのような評価を与えているのか。「第一財経日報」が伝えた。

企業イメージ

 中国人にとって08年は苦しい年だった。年初には雪害が起こり、5月12日の四川大地震では国中が悲しみに暮れた。台湾・香港・澳門(マカオ)の企業を含む中国企業からは次々と寄付が集まり、その数量と速度に中国の人々は満足した。それに対し、グローバル企業の対応が遅れたことが議論の的ともなった。

 調査機関「イプソス」のデータによると、グローバル企業の寄付に対しては、回答者の35%が高い評価を与えた。寄付が早くても遅くても、中国を支援していることに変わりはないという意見だ。25%の回答者も、企業システムの複雑さが寄付の遅延につながったとして、グローバル企業の対応に理解を示している。グローバル企業のやり方に不満を示し、「中国で金を稼ぎたいだけだ」とした回答者は34%だった。グローバル企業の寄付行為に対する中国人の評価は総体的には肯定的なものとなった。

 調査によると、国家の主権や政治にかかわる言論や行動をグローバル企業が行うことは、中国人の反感を容易に引き起こすことにつながる。一方、商業行為や社会的責任にかかわる事件には一定の「理解」があり、不適切な処理をしてもそれほど大きな反感は抱かれない。

 グローバル企業関連の事件で昨年、中国人の最も大きな反感を呼んだのは、五輪聖火リレーでの一部企業の行為や言論だった。マイクロソフトの海賊版対策で紛糾した「黒ディスプレイ事件」、四川大地震後に対するグローバル企業の寄付の遅さがこれに続いた。

 調査を受けた中国人のほとんどは、グローバル企業は、「ブランドと市場普及」や「消費者のクレーム処理」、「ビジネスの信頼の遵守」などで中国企業よりすぐれているが、社会的責任感や製品のコストパフォーマンスでは中国企業におよばないと見ている。

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