中国の王毅外相は現地時間の24日午後、ネパールのカトマンズに到着し、「ネパール復興に関する国際会議」に出席しました。その席で、パンディ外相と会談し、「中国とネパールは隣接しており、密接な相互依存の関係にある。中国はネパールの復興に積極的に参加し、できる限りの支援をする」と表明しました。

　パンディ外相は中国政府がハイレベル代表団を「ネパール復興に関する国際会議」に派遣、出席させたことに感謝の意を伝えました。更に4月25日に起きた大地震による死傷者や経済損失等の状況を伝え、同じく今回の地震で被害が出た中国のチベット自治区にお見舞いの意を伝えました。

　パンディ外相はまた「今年は両国国交樹立60周年に当たる。ネパールは中国と密接なハイレベル交流を保ち、各自の関心ある問題において相互理解と支持を続けていきたい。ネパールの領土で反中国の活動を行う勢力を容認しない。両国は国境地帯で相互連携を強め、道路条件を改善し、貨物輸送とサービス貿易が拡大することを期待する」と話しました。

　王外相は中国政府を代表し、大地震で被災したネパール政府と国民にお見舞いの意を再び表し「復興は長期的で大きなプロジェクトである。広く国際社会に参画してもらい中国はネパールとともに復興を進めていきたい」と強調しました。（殷、keiko）