中国・ネパール関係シンポジウムが4日、ネパールの首都カトマンズで開催され、ネパールのシュレスタ副首相兼外相や中国の楊厚蘭駐ネパール大使などが参加しました。

　楊大使は、中国・ネパール関係の現状、中国の対周辺国家外交におけるネパールの位置づけを含む両国関係の発展の前景と見解、両国関係の発展推進についての考えを紹介しました。楊大使は、「両国関係の前景は広く、互恵協力の潜在力は大きい。双方はハイレベルの接触と交流を強化し、実務協力の開拓に努め、人文交流の拡大を図り、地域及び国際問題での協力を強化するなどして、両国の全面的な協力パートナーシップの内実を深化、充実させるべきだ」と強調しました。

　シュレスタ副首相は楊大使の見方に賛同し、「ネパールと中国はこれまで、互いに信頼し、支持し合い、双方の友好協力関係は順調に発展してきた」と応じ、「ネパールは『一つの中国』政策を堅持し、飛躍的に成長する中国という『高速列車』に乗るために努めている」とし、ネパールのニュースメディアに向けて「両国関係の促進にいっそう積極的な役割を果たしてほしい」と期待を寄せました。（白昊、中原）