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　イスラム過激派組織「イスラム国」（IS）とのラマディをめぐる戦闘で、イラク軍が力を尽くさず、闘争心を失っていたとアメリカのカーター国防長官が批判したことについて、イラクのアバディ首相は25日、「驚いている」と述べた上で、カーター国防長官の批判内容を否定し「イラク軍は数日以内にラマディを対象に反撃作戦を行う」と明らかにしました。

　アバディ首相は25日、イギリスのBBCテレビのインタビューを受け「カーター国防長官の発言に驚いている。というのも彼はイラクに対し非常に協力的だったからだ。誤った情報が耳に入ったに違いない」と語りました。

　カーター国防長官が苦言を呈したことについて、イラクの高官は「（ラマディを失った）原因は最先端の武器と空中支援がないことだ」と反発しました。

　ISは17日、イラクのアンバール県の県都ラマディを占領しました。これはイラク軍が2014年6月から展開しているISに対する全面作戦における最大の敗北といわれています。（殷、小山）国際・交流へ