中国の李克強首相は現地時間24日午後、サンティアゴ入りし、チリへの公式訪問を始めました。

　チリは、一番最初に新中国と国交を樹立した南米の国であり、ラテンアメリカ地域で率先して中国と自由貿易協定を締結した国でもあり、地域の先頭に立ち中国との関係を発展させています。

　李首相は今回の訪問の目的について「両国の伝統的な友情を深め、政治的な信頼関係を増進させ、自由貿易地域や金融、生産能力と設備製造、インフラ整備などの分野における協力を全面的に引き上げ、互恵協力を拡大させる潜在力を共同発展を促す原動力にし、戦略的パートナーシップをより高い目標に向けて推進していく」と述べました。

　チリ訪問期間中、李首相はミチェル・バチェレ大統領と会談した後、共に記者会見に臨み、中国・チリ国交樹立45周年経済貿易シンポジウムに共同で出席することになっています。また、国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会（ECLAC）で講演を行う予定です。（ZHL、林）