毎年5月の第3日曜日は中国の「全国身体障害者支援の日」です。今年は5月17日にあたり、中国身体障害者福祉基金会は同日、北京で関連のイベントを開催しました。今回のイベントのテーマは「自閉症児に関心を持ち、麗しい未来へ向かおう」です。

　関係部門によりますと、第12次5カ年計画期間中に、中国政府は自閉症児の療育支援のため様々な措置を講じました。各地に自閉症児の療育に関する機関を設立したほか、生活困難な自閉症児の緊急療育を行い、一部の地区で家庭での療育テストを実施しました。

　今回のイベントでは、「身体障害児への支援プロジェクト」募金活動とチャリティバザーが行われました。また、このプロジェクトに関してウェブサイト（www.helpcada.org）や支付宝（アリペイ）を通じて募金を寄付することもできます。これにより、身体障害児や身体障害者の子供の療育や学習面、家庭内のバリアフリー環境などが改善されました。

　中国身体障害者福祉基金会の王乃坤理事長は「今回の活動の目的は、自閉症児が社会全体の庇護のもとで楽しく成長できるようにするため、関連の知識と情報を市民に伝え、社会全体で自閉症児およびその家庭をより多く支援していくことだ」と述べました。（玉華、小山）　暮らし・経済へ