中国の李克強首相は15日、中南海の紫光閣で、中国を訪問中のフランスのファビウス外務・国際開発相と会談しました。ファビウス外務・国際開発相は第2回中国・フランスハイレベル人文交流会議に出席するため訪中しています。

　李首相は会談の中で、「両国関係は、中国と西側諸国の関係の中でも先を行っている。双方のハイレベル人文交流の対話メカニズムは両国関係に積極的な役割を果たしている。中国は、フランスと共に次の段階のハイレベル訪問を企画、実施し、第3市場と原子力エネルギーの協力を重点的に開拓し、経済貿易、農業、航空、宇宙などの分野における協力を強め、中国とフランスの全方位的な実務協力の構造転換とグレードアップを推進し、気候変動やグローバル経済など、共に関心を寄せる問題について、交流と協調を強めたい」と述べました。

　ファビウス外務・国際開発相は「今年の初め、バルス首相が訪中した際に双方で得た共通認識は、徐々に実施されている。フランスは、引き続き中国とハイレベル交流を保ち、民用原子力エネルギー、航空、宇宙、医療衛生、農業及び食品加工などで、協力を強め、アフリカなど、地域での協力を展開し、気候変動やグローバルな問題で交流と協力を保ちたい」と話しました。（劉叡、山下）