上昇が続いている中国株式市場は5日、上海総合指数と深圳総合指数がそれぞれ4.06%安の4298.71ポイントと4.22%安の14233.10ポイントで終わりました。
新興企業向け市場の動きを示す創業板(チャイネクスト)指数は2.17%、中小企業板(SME)指数は2.75%下落しました。
これについて、中信証券(CITIC証券)の投資コンサルタントは「さまざまな要素が重なった結果であり、今回の調整は想定内だ」との見解を示しました。
上海総合指数はおよそ1年のうちに2倍に増え、半数以上の株価収益率(PER)も100倍を超えるなど、一部でバブルが訪れています。
上海証券取引所と深圳証券取引所の融資残高は合わせて1兆7000億元を超え、年初の1兆元を大きく上回り、レバレッジによる資金の大量流入により振れ幅も大きくなりました。
そこに、政策面で証券監督管理委員会はリスク警告を繰り返し、信用・貸借取引を規範化し、新規株式公開の取引頻度を調整し、市場コントロールと違法行為への取締りを強化しました。これらの措置が値下がりに繋がったとみられています。(ジョウ、小山)暮らし・経済へ
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