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中国国内の銀行間取引ネットワークである中国銀聯が4日に発表したところによりますと、5月1日から3日までのメーデー連休期間中、銀聯カードを利用した銀行間取引総額は前年同期比18.7%増の2635億元(約5兆1000億円)に達し、取引件数は前年同期比25.3%増の計2億3000万件となったということです。また、中国大陸部以外の国や地域での銀聯カードを利用した取引件数も前年同期比で73%増加しました。
統計データによりますと、銀聯カードの取引件数は5月1日だけで8200万件を超え、メーデー当日の過去最高数を記録しました。連休期間中の消費ジャンルから見れば、観光取引の伸び幅が最高となり、そのうち長距離バス、航空券、鉄道チケットの取引額は前年同期比でそれぞれ132%、96%、87%増加しました。また、旅行会社と景勝地の入場券の取引額も前年同期比でそれぞれ75%と37%増えました。
中国大陸部以外の国や地域での銀聯カードの利用状況を見ると、韓国や台湾、シンガポールなどの周辺国・地域がホットスポットとなると同時に、日本も依然として中国人観光客の人気を得ています。また、アメリカやイタリアなどの銀聯カードの利用環境が日増しに整備され、割引キャンペーンが多くあるところでは、銀聯カードの取引額も急速に伸びています。
中国銀聯のアナリストは、「今年のメーデー連休期間中、ここ2カ月の消費者信頼感の穏やかな回復により、取引の増加幅は前年同期を明らかに上回った。消費構造から見れば、観光は取引の増加をけん引する最も大きな要因となり、国内旅行と海外旅行はいずれもブームになっている」としています。(洋、小山) 暮らし・経済へ
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