ネパール大地震が起きて3日目、CRI記者は首都・カトマンズ東部14キロのバクタプルに入りました。
ネパール語でバクタプルは「米の街」或いは「信仰者の街」という意味です。この街は中世ネパールの建築と芸術の生まれた地で、多くの建築物が世界文化遺産として登録されています。しかし、25日に起きたマグニチュード8.1(中国地震台ネット)の大地震により現地のヒンズー教のお寺が多数倒壊しました。
大地震により深刻な被害を受けているものの、地元の住民は冷静に対応しています。被災した住民は「私達はこの地震が人生における試練であり、この試練を乗り越えたら、将来の人生がより明るくなると思う」と話しました。CRI記者はまたヒンズー教の火葬式の現場を訪れ、現地の遺族が家族の犠牲に非常に悲しむ気持ちを表に出さないことが深く印象に残りました。これは、大部分のネパール人がヒンズー教と仏教を信仰することと関連があると見られます。
バクタプルは農業と観光業を基幹産業とし、地震発生後、野菜や水の供給は大きな影響を受けていませんが、テントや水、医薬品など救援物資が不足状態に陥り、これは現地の住民が最も必要な物資であるということです。 国際・交流へ
地震により崩壊したヒンズー教のお寺
現地の住民がお粥を調理し、被災住民に無料で供給する
倒壊した家屋が道路をふさいでいる
バクタプルの広場で犬が眠っている
バクタプルの難民キャンプで男の子が母親の衣類の整理を手伝う
被災地の女性が冷静に水を汲む様子からは、地震による悲しみが伺えない
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