上海の地下鉄顧村公園駅で乗客の人数規制が行われる様子
上海市の顧村公園の桜は、今週末頃に満開になる見込みですが、早くも先週の土曜日と日曜日の2日間、合わせて24万人が花見に押しかけました。上海の新聞「新聞晨報」の報道によりますと、21日の観光客は9万8128人で、22日には14万2700人と大幅に増えたということです。また、公園側が発表した情報によりますと、22日の午前11時から正午まで入園のピークを迎え、一時間で2万5000人が入園したということです(写真1は「新聞晨報」、写真2は「澎湃新聞」のウェブサイトが掲載したものです)。
「人が花より多い」という観光客の不満について、公園側は「先日は雨の日が続いていたため、一部の早咲きが咲いただけで、遅咲きはまだ蕾のままだ。ソメイヨシノはこれから一番見ごろの開花期を迎えるが、遅咲きは清明節に入ってからだろう」と説明しています。
また、ウェブサイト「澎湃新聞網」が明らかにしたところによりますと、顧村公園の責任者は、桜祭りが始まって初めての週末における観光客数は去年とほぼ同じと予想していたが、実際の数は毎日予想を2万人ほど上回っているということを明らかにしました。一方で、公園は大量の観光客の受け入れを事前に準備していたため、現場では整然とした秩序が保たれたということです。
今週末と清明節期間に大勢の観光客が訪れることに備え、顧村公園では先週末に片道コースを試行し、人の流れがぶつからないようにし、一方通行としました。桜林を出るために必ず通る橋では武装警察が警備を行うことになっています。また、公園の桜林は面積が大きいため、観光客を分散化できるほか、園内の観光客数が最大収容人数とみられる12万人を超えた場合に、公園はさらに85ヘクタールのエリアを開放することになっています。(Mou、林)暮らし・経済へ
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