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アメリカのライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は現地時間6日、ワシントンで中国の習近平国家主席に公式訪問を招請したことを明らかにしました。ホワイトハウスは同日に発表した「国家安全保障戦略」の中で、現在の米中協力を「これまでにない規模」と位置づけ、「両国の対立不可避」という見解に反対するとしています。
ライス補佐官は同日ブルッキングス研究所で講演を行い、習近平国家主席の他に、日本の安倍晋三首相と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領、およびインドネシアのジョコ大統領にも公式訪問を招請したと明らかにしました。その上で、「これを機にアジア太平洋地域への『リバランス(再均衡)』政策を推進し、同地域内各国との協力を高めていく」との考えを示しました。
米中関係については、中国との各分野における実務協力を拡大する意向を示し、さらに「アメリカは米中関係を21世紀における決定的な役割を持つパートナー関係の1つと位置づけている」としました。
オバマ政権の今後2年間における対外政策方針として、ホワイトハウスが同日に発表した「国家安全保障戦略」報告では、10回も中国に言及するなど、対中関係を発展させるというアメリカ政府の基本的な立場が反映されています。
同報告は、現在の米中協力を「これまでにない規模」と位置づけた上で、「アメリカは中国の平和的かつ安定した成長とその繁栄を歓迎する。競争はあるが、アメリカは両国の対立が避けられないという見解に反対する」と指摘しました。(洋、keiko) 国際・交流へ
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