中国外務省の華春瑩報道官は31日、「中日両国の先代の指導者が釣魚島問題の適切な処理について重要な共通認識に達成したことがある。中国は日本が歴史を直視し、事実を尊重し、釣魚島問題の適切な処理と解決を目指して努力するよう期待する」と述べました。
報道によりますと、1982年9月20日に、日本の鈴木善幸首相が来日したイギリスのサッチャー首相との会談で、釣魚島の領有権について、日本と中国の間で「現状維持で合意」したことがあるということです。これはイギリス公文書館が両首脳の会談を記録した公文書を30日付で機密解除したため明らかになったものです。
華報道官は当日の定例記者会見で「中国は関連の報道に注目している。釣魚島問題における中国の立場は明確である。国交正常化の実現と平和友好条約の締結に際して、中日両国の先代の指導者は大局に着眼し、この問題について重要な覚書と共通認識(コンセンサス)に達成したのが事実である」と強調しました。(ZHL、Kokusei)国際・交流へ
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