中国・ヨーロッパ第33回人権対話は8日ベルギーの首都、ブリュッセルで開かれました。双方はそれぞれの人権観を率直に話し合い、世界の人権協力や女性の権利などについて討議しました。

　中国は人権各分野における進展、特に第18期中央委員会第4回全体会議で定められた「依法治国」（法に基づいて国を治める）などについて紹介したうえで、ヨーロッパ側に、平等と尊重の原則を踏まえ、中国における人権の進歩を客観的に見て、対話によって相互理解を促進させ、建設的な協力を行うよう求めました。

　中国外務省国際局の李軍華局長は対話後の記者会見で、「人権の改善と健全化には長いプロセスが必要で、このプロセスにおいて、われわれは各方面から、善意による建設的な意見に耳を傾け、中国の国情を踏まえながら取り入れていく」と述べた後、「中国における人権の改善プロセスに対して、われわれは自信を持っており、中国の国情に相応しいモデルと道を探りあてた。この点についてははっきりとそう言える」と強調しました。（12/09　Lin,小山） 　国際・交流へ