中国国務院の李克強首相は19日から21日にかけて浙江省の義烏と杭州を視察しました。

　李首相は義烏の岩劉村を視察した際「経済発展で重要なのは就職拡大だ」として「今年は中国経済が下振れするというプレッシャーが大きいが、就職者数が逆に増えたことは、市場における多くの新しい主体、特にサービス業の迅速な成長によるもので、経済の1ポイントの成長にあたる新規就職者数は、2010年の112万人から現在の170万人超となった」と述べた上で、一般庶民の起業を支援し、新しい業種、新しいモデルの成長を加速させて、経済の新しい原動力を育成するよう求めました。

　李首相はその後、義烏国際商業貿易城や吉利グループ、泰隆銀行、浙江大学、京杭大運河を視察し、20日夜には、改革と発展の促進に関する問題の究明をテーマとした会議を主宰しました。（ヒガシ）