それによりますと、日本に帰化した台湾生まれの黄文雄氏は嫌中書籍を書く主力の一人で、彼の著書『中国はもう終わっている』は一定の反響を呼んだものの、ほとんどの著書は日本の主流社会からは認められていません。黄文雄氏と同様の背景を持つ石平氏も日本に帰化し、常に中国を批判する著書を発表しています。さらに、『産経新聞』に中国批判のコラムを設け、『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』などの嫌中書籍を発表しました。一方、一部の日本の右翼学者も中国批判の著書や言論を発表しながら生計を営んでいます。代表的な一人は中西輝正氏であり、新しい歴史教科書をつくる会の理事や靖国神社崇敬奉賛会の青年部顧問などを歴任し、「嫌中」のほか、「日本の文明は独特で高尚なもので、世界唯一で、いかなる文明にも属さない」と国粋主義を讃えています。
中国嫌悪の書籍は相次いで出版されたものの、その観点はあまりにもでたらめであるため、日本国民は真剣に応じてはいません。『毎日新聞』が行った最新のアンケート調査によりますと、約5割の日本人は「これらの書籍は日中関係の悪化を招く恐れがある」と懸念を示し、20%の回答者は「嫌中書籍によってかえって日本国民が自国への不満を生じさせるだろう」とみています。また、『環球時報』の調査では、これら嫌中書籍は日本の主流社会での反響が限られ、右翼勢力にしか影響力を持たないとみられています。(11/13 Lin,林)国際・交流へ
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