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王外相は冒頭で、ケリー国務長官の中華人民共和国建国65周年への祝賀に対し、感謝の意を伝えました。王外相は、「今回の訪米はケリー国務長官の今年2月の訪中への答礼訪問であり、また、オバマ大統領の訪中に先立ち、両国首脳の重要会談に向けての地ならしと政治的準備でもある」と述べました。
王外相は、「中米は食い違いよりも共同利益のほうが遥かに大きい。中米は世界最大の発展途上国と世界最大の先進国として、衝突せず、対抗せず、相互尊重、互恵協力という新型大国関係を構築することが重要な使命だ。これは両国の共同利益だけでなく、国際社会の共通した期待で、人類の発展の流れにも合致している。また、中米双方が世界に対して果たすべき責任でもある」と指摘しました。
王外相はさらに、「中米関係はあたかも、海を航行する巨大な船舶のようだ。双方が力を合わせて正しく舵取りをし、前進する原動力を絶えず注ぎ込み、危険な海域や暗礁を共に対処していかなければならない。双方が戦略において相互信頼を築き上げ、猜疑心を減らし、協力を促し、判断の誤りを防ぐことさえできれば、この目標は必ず達成できる。中米の新型大国関係の構築は完了形でも未来形でもなく、現在進行形だ。双方は相互に尊重し、食い違いをコントロールし、妨害を克服し、新型大国関係の構築のために絶えず努力していくべきだ」と述べました。
また、これに先立って開かれた王毅外相とケリー国務長官との会談で、ケリー長官は中華人民共和国建国65周年に祝賀の意を表し、王外相の訪米を歓迎した上で、「アメリカは平和で、繁栄していて、安定している中国の台頭を歓迎すると同時に、中国がアジアおよび世界でより多くの責任を担うようになることを歓迎する」と強調しています。さらに、「私と王外相は先週、国連総会に参加し、地球温暖化やエボラ出血熱の状況、国際テロリズムなどの課題について建設的な討論を行った。今年11月にAPEC首脳会議が北京で開催されるが、オバマ大統領は今回の会議に期待している」と語りました。(白昊、林)国際・交流へ
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