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 中日韓識者、東北アジア協力の新ビジョンを開く

2014-04-23 10:59:38     cri    

 「中日韓賢人会議(中国語名:北東アジア名人会)」第9回会議が22日に中国の江蘇省揚州市で開かれましたが、中国、日本、韓国から訪れた識者達は「北東アジア協力の新しいビジョンを開くよう」異口同音に呼びかけました。

 この日、中国代表団の団長を務める中国国際経済交流センターの曾培炎理事長は「3カ国の友好の歴史が長い。20世紀後半から、3カ国は北東アジア経済史上の3つの奇跡を相次いで作り上げ、アジア振興の大きな流れとなった。しかし、ここ数年、3カ国間の摩擦が頻発し、更なる協力は大きく妨げられている。そのため、3カ国は運命共同体の理念を掲げて、意見の食い違いを乗り越えて、共通認識に達し、北東アジア協力の新しいビジョンを切り開かなければならない」と呼びかけました。

 韓国代表団の団長を務める李洪九(イ・ホング)元首相は挨拶で「3カ国が地域共同体の発展を積極的に推し進め、民間の密接な交流、対話と協力を保つことは非常に重要である。今後、3カ国は安全分野において、海上救助を含む国際緊急救助の協力を行う必要がある」と述べました。

 日本代表団の団長を務める福田康夫元首相は「東アジア地域の当面の特徴は経済成長の勢いが強く、経済貿易、金融、科学技術、環境保全、高齢化などの分野における協力の潜在力が大きい。しかし、3カ国の間には摩擦や問題が出ている。早急に問題を解決しなければならない。3カ国は謙虚な態度で歴史問題に取り組み、交流を強化し、相互信頼を深め、3カ国関係の正常化を推し進めていくため 共に努力を払う必要がある」と語りました。

 参加者たちは会議で、金融と貿易、環境とエネルギー、人的交流などの分野における協力事項をめぐって討議を行いました。また、会議では『中日韓賢人会議イニシアチブ』が採択され、いち早く3カ国自由貿易協定の達成、中・日・韓のハイレベル会議再開、地域平和の責任分担、及び『東アジア運命共同体』の構築など多くの提案が出されました。(Yin、kokusei)国際・交流へ

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