世界保健機関(WHO)は22日、ジュネーブのパレ・デ・ナシオンで声明を発表し、「現在、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱の重大性が過小評価されている」と述べました。
世界保健機関は「エボラ出血熱の予防と治療に関する理解が欠けているうえ、診断後に排除されることを心配し、一部の家庭でエボラ出血熱の患者を匿ったり、感染を否定したり、或いは報告をせず死因不明の遺体として埋葬したりしている。更に、抵抗感と交通の便が悪いといった原因で、一部の地域ではうわさが流れたり、検査が未だに実施されていないところがある」と指摘しました。
世界保健機関は「現在、エボラ出血熱は依然として蔓延しており、予防と治療は大きな挑戦に直面している。また、西アフリカ地域の医療スタッフの人数、医療サービス、医療設備や予防設備なども不足している」としています。
世界保健機関は、向こう6~9ヶ月間にわたる対策計画の草案の作成に取り組んでおり、各国の具体的な状況に基づき、各地域に具体的な対策を講じるとし、対策計画は来週、公開するとしています。(劉叡、keiko)国際・交流へ
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