雑誌『求是』は16日、北京大学の饒戈平教授の「"一国二制度"の方針を全面的かつ正確に理解と実施」と題する署名入りの文章を掲載しました。

　文章は「一国二制度」の方針を賞賛した後、「ウィンウィンを求める基本的な国策であり、その根本的な趣旨は国の主権、安全を維持しながら発展と利益を求め、香港の長期的な繁栄と安定を守るためだ」と強調しました。

　憲法と香港の「基本法」の地位について、文章は「憲法は最高法規であり最高の効力を有しており、香港では『基本法』は憲法に準じた法的地位にあり、香港現地の地方法規より上位にある」と指摘しました。

　また、「一国二制度」の下で「香港人による香港管理」、「高度な自治」を達成するには、転換と適応のプロセスが必要となりますが、香港社会ではこのような転換と変革に適応できず、「一国二制度」と基本法に偏見や曖昧な認識を持っている人がまだいます。これについて文章は「即座に考え方を見直さなければ、香港自身に損害をもたらすだろう」と懸念を示しました。（07/16　Lin、小山）暮らし・経済へ