2014年に、中国大陸の大学一般入試受験生のうち、香港浸会大学(HKBU)、嶺南大学(Lingnan University)、香港理工大学(PolyU)の香港特別行政区3大学への志願者数はすべて10%以上減少しました。
雲南省の最高得点者は香港の大学の高額な奨学金を放棄し、北京の清華大学に進学しました。
昨年香港大学に入学した遼寧省の最高得点者は同大学を中退し、今年再び大陸の一般入試を受け、北京大学に入学しました。
香港の大学が人気のあった理由の一つにその国際化がありましたが、ここ数年、中国大陸の大学でも国際化が急速に進み、さらに学生の海外研修も急速に拡大しています。
また、香港の大学では基礎課程の教員や学生の大多数が香港人で、講義と交流、活動は標準語ではなくほとんど広東語で行われることから、大陸の特に北方からの学生にとって広東語の壁は厚いです。さらには香港の亜熱帯気候、食や文化の差および大陸に対する香港市民の態度なども香港の大学を選ぶ大陸の受験生が減少している一因といえます。(ジョウ、小山)暮らし・経済へ
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