イラク駐在中国大使館が27日に発表したところによりますと、イラク北部サラハッディン州のサーマッラー市にいる中国職員1200人余りはバグダッドに移転したということです。

　ここ連日、中国大使館はイラク政府や軍当局とよく話し合い、イラクで働く中国人の移転に条件を作り、また保護を提供するよう求めました。双方の共同努力のもとで、25日から27日にかけて、現地にいる中国人を三回に分けて無事バグダッドに移転しました。

　これについて、中国外務省の秦剛報道官は27日の定例記者会見で、「中国政府はイラクの中国人職員や中国企業の安全を高く重視し、当面の緊迫した情勢に対し、中国外務省とイラク駐在中国大使館はいち早く安全勧告を出すとともに、イラクの中国人と中国企業に安全情報を通報している。また、関連企業に協力して緊急対策を立てると共に、中国人と中国企業の身の安全を確保するようイラク側に求めた」と語りました。（06/28　Lin、Kokusei）国際・交流へ