常万全国防相は、「最近、ベトナムは中国が西沙諸島海域で行っている正常かつ合法的な石油掘削作業を妨害しており、特に、ベトナム国内では中国企業と中国国民を標的とする重大な破壊・略奪・焼き討ちが多数起きている。中国はこれに断固反対すると共に強く非難する。西沙海域での正当な作業は我々の権利である」と強く主張し、「歴史を尊重し、現実を直視し、両国の友好という大局を見据え、過ちを繰り返すな」と警告しました。

　ベトナムのフン・クアン・タイン国防相は、「ベトナムは中国との友好関係を重視している。これらに関する問題については中国側と意思疎通を続け、情勢を複雑化させる行動は取らない」と述べました。

　また、中国政府が派遣した4隻の旅客船が19日、ベトナムのハティンに到着し、暴力事件で衝撃を受けた中国企業の職員を乗せ帰国します。（ZHL、小山）