中国全国政治協商会議の兪正声議長はこのほど、雲南省迪慶チベット族自治州を視察し、「長期的な安定を実現することをチベット族地区の活動の重点に置き、住民の生活改善に力を入れ、宗教を社会主義社会に適応させるよう導き、チベット族地区の全面的な発展および長期的な繁栄と安定を促進しなければならない」と強調しました。

　兪議長は、「住民の生活改善を発展の質を評価する基準にし、資金とプロジェクトを農牧地区につぎ込み、農牧民の増収を促進していくべきだ」と述べました。

　また、チベット仏教の健全な発展について兪議長は、「中国共産党の宗教信仰の自由政策を全面的に貫き、法に基づいて宗教を管理しなければならない。チベット仏教界の人々が14世ダライラマグループの『中間の道』と『高度の自治』の本質と危害をはっきり認識し、国を分裂し、党の指導と社会主義制度を破壊するすべての行為に反対し、祖国の統一・民族の団結・社会の調和と安定を断固として維持するよう導かなければならない」と指摘しました。（玉華、大野）暮らし・経済へ