李首相は「包容力のある成長を実現させるには、交通のインフラ整備を優先すべきだ。中国はアフリカと協力し、高速鉄道網や高速道路網、区域航空網をつくりたい。そのために金融、人材、技術の支援を提供する用意がある。また、アフリカに適している労働集約型の産業がアフリカに移転するのを支持し、アフリカの食糧生産の拡大をサポートする。そして、アフリカの持続可能な発展を推進するため、グリーン・低炭素産業の協力を強化したい」と述べました。

　そのうえで、「アフリカへの支援はいかなる政治条件もつけず、アフリカ諸国の内政に干渉せず、無理な要求もしない。力が及ぶ範囲で援助の規模を拡大し、援助の質を高めたい」と強調しました。

　一方、中国の経済について、李首相は「GDPが世界第2位になったものの、中国は依然として発展途上国である。今後、成長の質と効果をさらに重要視し、包容力と持続性のある成長を目指していく。われわれは年間の成長目標を実現し、また長期の速い成長を維持できる自信と能力がある」と述べました。（鵬、kokusei）