中国外務省の洪磊報道官は15日、「中国のアフリカに対する援助と協力は確かに日本と違っている。中国のアフリカに対する援助と協力は総合的なものであり、約束したことは必ず成し遂げる」と述べました。
日本の安倍晋三首相がアフリカを訪問中、日本側は「中国のアフリカに対する援助は、アフリカの市場と資源を得るためだけだ。日本のアフリカに対する援助は中国と違って、アフリカにより多くの雇用を創出する」と述べました。
これに対して、洪磊報道官は15日の記者会見で、「このような言い方は非常におかしい。長年、中国は南南協力の枠組み内で、互いに助け合いの主旨に基づき、アフリカに無私の援助を提供した。これらの援助は、主にアフリカの経済と社会の発展、国民生活の分野に用いられている」と述べました。
中国とアフリカの資源協力について、洪磊報道官は「中国は公平な価格でアフリカの原材料を購入し、その資源の価値を高め、アフリカが発展の資金を得ることに援助し、アフリカ自らの発展能力と国際市場での値段交渉の能力を高めた。中国のアフリカに対する援助と協力は日本と違っている。中国の援助はアフリカの発展、国民生活、平和、安全保障など全ての分野に及んでいる。アフリカの国民生活の改善を援助するだけでなく、アフリカ自らの発展の能力の向上を援助している。また、その発展のため、平和的な環境を作り上げることにも尽力している」と話しました。
また、洪磊報道官は「今回、日本の首相がアフリカで約束したアフリカに対する多額の援助が期限通りに果たされるよう、中国は希望する。中国は持続的にその実行の状況を注意深く見守っている」と述べました。(玉華、山下)
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