中国外務省の華春瑩報道官は14日、「シリア反政府組織の『シリア国民連合』のジャルバ議長が、4月15日から18日にかけて代表団を率いて中国を訪問する」と発表しました。
この日行われた定例記者会見で華報道官は、「中国人民外交学会の招きに応じ、シリア反政府組織の『シリア国民連合』のジャルバ議長は、4月15日から18日、代表団を率いて中国を訪問する。訪問中、王毅外相と張明次官がそれぞれ代表団と会談し、シリアの現状とシリア問題の政治的解決に向けて意見を交換する予定だ。また、中国の専門家や学者とも交流する予定だ」と述べました。
華報道官は、「シリア国内の衝突は4年目に突入し、シリアの国民に深刻な影響を与えてきた。その上、地域の安定と平和に大きな衝撃を与えている。これに中国は憂慮している。現在、シリア政府と反政府組織はジュネーブ協議の枠組み内で2回の協議を行い、シリア問題の政治的解決に大きな一歩を踏み出した」と指摘しました。
また、華報道官は「中国はシリア国内で化学兵器が使用された疑いがあるとする報道に非常に関心を寄せている。化学兵器を使用することは国際社会が受け入れている国際原則に違反している。使用者が誰であろうと、中国は断固として反対する。シリアの化学兵器の輸送と廃棄は、各方面の利益に合致し、地域の平和と安定にも有益である」と話しました。(劉叡、高橋)
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