フランスを公式訪問中の中国の習近平国家主席は27日にパリで、フランス元老院（上院）のジャン=ピエール・ベル議長および国民議会（下院）のクロード・バルトローヌ議長とそれぞれ会談しました。

　ベル議長と会談した際、習主席は「中仏関係の発展にあたって、国民の友好は基盤、実務的協力は柱、政治面の相互信頼は鍵である。中国とフランスはイノベーション精神を発揚し、協力を強め、両国関係を様々な試練に耐えさせるとともに、絶えず前向きに前進させ、両国の国民に福祉をもたらし、世界の平和と繁栄により大きく貢献していくべきだ」と述べました。

　ベル議長は「フランスと中国はいずれも世界の多極化を主張し、いずれも歴史が長く絢爛たる文明を擁し、協力強化の願望を持っている」とし、中国との友好交流の増進に期待を示しました。

　また、バルトローヌ国民議会議長との会談で習主席は、国家管理と重要な国際問題について交流を強め、相互理解を増進し、中仏の友好の力を強めていきたいとの考えを示しました。

　バルトローヌ議長は「習近平主席のフランス訪問は重要な成果をとげ、両国関係の発展を力強く促した。フランス国民議会は中国全人代との友好交流を強め、両国の交流と協力を積極的に促し、両国国民の友情を増進させていきたい」と話しました。（ZHL、吉野）