江漢大学、清涼寨名所管理部門の共同主催による初の「中国中華桜シンポジウム」が24日、清涼寨のある武漢黄陂で開かれました。全国の関連部門からの専門家と学者約20人がシンポジウムに参加しました。
清涼寨は武漢市黄陂区蔡店街の標高800メートル余りの劉家山村にあり、面積は約10平方キロです。清涼寨の200ヘクタールに及ぶ風景区には、中華桜の木10万本が植えられています。桜の花と桃の花は色や形が似ているため、地元の人は長い間、野生の桜は野生の桃だと思い込んでいました。
中国科学院武漢植物園の専門家張忠慧さんの鑑定と武漢林果所の専門家の実地調査を経て、清涼寨の桜は少なくとも野生桜桃と山桜桃という2種類6品種あることが分かりました。
中国園芸学会の包満珠副理事長は「桜の花と言うと、多くの人が日本のことを思い出す。わが国にも中華桜があり、主に雲南、四川、貴州、湖北、江西、安徽の各地で分布している。武漢市黄陂区清涼寨の桜は、湖北の野生中華桜の品種だ」と紹介しました。
清涼寨の中華桜の研究価値について、江漢大学生命科学院の蒋細旺博士は「清涼寨桜の開発プロジェクトは、野生の桜資源の保護的な開発と利用を効果的に進めることができ、武漢の花見の場所を増やす。また、武漢の花見観光産業を発展させ、名所と自然風景や生物多様性の保護などに重要な意義を持っている」と語りました。
中華桜のほとんどは標高600メートル以上の日当たりのいい坂にあり、人の手が加わっていないことや花の数が多いこと、開花期が長く、抵抗力が強いという4つの特徴を持っています。毎年の3月中旬、下旬から4月の中旬、下旬にかけてが中華桜の見ごろで、開花期は20日間前後です。(Yin、高橋)暮らし・経済へ
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