消息を絶ったマレーシア航空機の捜索状況について中国外務省の洪磊報道官は14日、「8隻の船と軍用航空機2機、ヘリコプター5機による中国の捜索範囲は14日午後までに51197平方キロメートルに達した」と述べました。

　マレーシア航空機が交信を絶つ前に折り返したという情報について洪報道官は、「中国側は12日外交ルートを通じてマレーシアに説明を求めた。マレーシア側は13日、外交ルートを通して、その日ヒシャムディン国防相兼交通相が記者会見で発表したとおりマレーシアは、航空機らしきものがマラッカ海峡へ飛行した可能性があると認識している。これについて責任をもって調査するとし、すでに捜索に当る航空機と船舶を派遣したとしている。ただし、ヒシャムディン国防相は、現在も主要な捜索範囲は南海だと表明している」と話しました。

　洪報道官はまた、「事件発生後、マレーシアは捜索作業に全力を注いできたが、いまだに発見されていない。マレーシア側は捜索活動を一部マラッカ海峡とアンダマン海に移転したが、多くのメディアがマレーシア機が交信を絶つ前に折り返したと報道したため、中国海上捜索救助センターは、中国の船会社にマラッカ海峡を通る際はマレーシアが発表した西部捜索海域に路線を変更し、海上の漂流物に注意するよう連絡した」と述べました。（劉叡、大野）国際・交流へ