国連常駐の王民中国副大使は２５日、「人道状況を適切に改善するためにも、シリア問題の政治解決をさらに進めなければならない」と述べました。

　第６８回国連総会では２５日、シリアの人道状況に関する会議が開かれました。席上、王民副大使は「政治ルートによる解決はシリア問題を解決する唯一の道だ。人道状況を緩和し、シリア問題の政治解決を徹底して進めるため、シリアの各派は第２次ジュネーブ会合に積極的に参加し、早急に停戦すると同時に、国連や国際社会の努力に積極的に協力し、交渉を続けて意見の違いをなくし、相互信頼を積み重ね、実質的な進展を遂げるよう努力しなければならない」と述べました。

　さらに、「シリア危機以来、中国はシリアの人道状況の改善にたゆまぬ努力を払ってきた。中国政府は多角的、もしくは二国間のルートを通じてシリア国民や隣国のシリア難民に多くの人道的援助を提供した。今後は情勢の発展と実際の需要に合わせて、引き続き、シリア国民とシリア難民にできる限りの援助を提供する」と表明しました。（０２／２６　Lin、山下）　国際・交流へ