中国の李克強首相はまもなく東南アジア3ヶ国を歴訪するほか、ブルネイで開かれる東アジアサミット(EAS)など一連の会議に出席します。先月開かれた中国・ASEAN博覧会で、李克強首相は「中国とASEANは『黄金の10年』を築き上げた。更に『ダイヤの10年』を創り出す力がある」とし、中国とASEANの発展ビジョンへの期待を示しました。
中国・ASEAN戦略的パートナー関係は2003年に確立され、今年10周年を迎えました。10年の間、中国・ASEAN自由貿易圏が全面的に完成し、地域包括的経済連携(RCEP)をめぐる交渉が正式にスタートし、双方の貿易額は2003年の780億ドルから4000億ドルに増え、相互投資額は2003年の300億ドルから1000億ドルに達するなど、実績を収めました。中国とASEANの更なる協力について、李克強首相は、中国・ASEAN自由貿易圏のアップグレード版の構築や道路、鉄道、水運、航空、通信、エネルギー分野のネットワーク連結協力の加速、金融協力の強化、海上保安の協力の推進、人的・文化交流の強化などを提唱しました。
中国の王毅外相も公の場で「新政権はASEANを周辺外交の主要な位置に据えた」と示したことがあります。
今後10年間、中国とASEANは引き続き良好な協力の勢いを保ち、互いの共同利益が絶えず拡大するならば、双方の経済貿易協力も、より大きなパワーが爆発するでしょう。
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