中国国務院の李克強首相は9日午前特別機で北京を離れ、ブルネイ、タイ、ベトナムへの公式訪問を始めました。

　これは李首相の年内2回目の外遊で、第16回中国・ASEAN（10＋1）首脳会議、第16回ASEAN・中日韓（10＋3）首脳会議および第8回東アジアサミットを含む一連の東アジア首脳会議に、首相としてはじめて出席するものです。

　この李首相の外遊について中国外務省は、「会議期間中に李首相は中国の新しい指導層の外交政策を述べると共に、ASEAN首脳と共に今後の関係発展を図り、『ダイヤモンドの10年』を作り上げるために、双方の政治や経済貿易、互いの連携と意思疎通、海上協力、民間および文化領域での協力深化について中国の立場と見方を伝える」と明らかにしました。

　今回の公式訪問は中国新政府の首脳がはじめてブルネイ、タイ、ベトナムを訪問するもので、期間中、李首相はこの3カ国の政府要人と会談するほか、関連の政治、経済貿易、文化交流などのイベントに参加する予定です。（ヒガシ、大野）