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 第5回中韓日文化相会合、「光州コミュニケ」発表

2013-09-29 13:40:34     cri    


 第5回中韓日文化相会合が、文化交流の活性化策を盛り込んだ「光州コミュニケ」を採択して閉幕しました。コミュニケには「東アジア文化都市」プロジェクトの実施、文化遺産の保護と協力の向上、文化コンテンツ産業の提携拡大、文化芸術の交流と協力の深化、青少年文化交流の実施などの内容が含まれています。27日から28日にかけて韓国の光州で開かれたこの会合には、中国の蔡武文化相、韓国の劉震竜(ユ・ジンリョン)文化体育観光相、日本の下村博文文部科学相が出席しました。

 蔡武文化相は基調講演の中で、「世界と東アジア地域の情勢は深刻、かつ複雑な変化を遂げている。この状況の下、中韓日の文化協力を絶えず前進、発展させていくことは東アジア全体の繁栄、安定と平和に重要な意義がある」と訴えました。

 会合終了後の、記者会見で蔡文化相は「今後、中国は日本、韓国との文化協力を一層強化し、文化相会合を絶えず完備化させていく。『光州共同コミュニケ』をしっかり履行し、人的往来、芸術面での交流、学術交流、産業協力及び知的財産権の保護などにおいて、交流のレベルを高めていく。併せて、協力内容の革新に努め、民間機構同士の協力強化を奨励していく。三国の政府は文化協力の環境づくりを調える必要がある。文化交流を通して中韓日の友好関係ひいては東アジア地域の平和、協力と発展に新しく貢献していく」と述べています。

 一方、政治と歴史問題の影響を受け、中日、韓日関係の相互信頼が低下している中行われた、三国の文化相会合はたいへん注目されています。

 韓国劉の震竜(ユ・ジンリョン)文化体育観光相は記者会見で、「隣国である三国は、提携を通じて相互理解を深め、信頼を構築し、成長の果実を分かち合わなければならない。三国の経験を土台に、文化交流で歩み寄ることが狙いの今回の会合は非常に意義がある」と話しました。

 また、日本の下村博文文部科学相も、三カ国は政治的な課題を乗り越えて「光州共同コミュニケ」が合意できたことを高く評価し、「文化交流の推進を国家関係の発展につなげていくことの重要性で共通認識を得られたことが大きな成果だ」と話しました。さらに、「今後も都市間、民間の交流など、韓国及び中国との文化交流の機会をぜひ増やしていきたい」と強調しました。

 なお、会合期間中、三国の文化相はそれぞれ二国間会談を行ったほか、一回目の「東アジア文化都市」に選ばれた中国泉州市、韓国光州市と日本横浜市へのプレート授与式も行われました。(Yan、高橋)国際・交流へ

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