シンポジウムの会場
第一回中日民族文化比較研究学術シンポジウムは7月9日~10日、中国中央民族大学で開かれました。
開幕式は9日、中央民族大学の中恵楼の第一会議室で開催され、中国全国人民代表大会代表、中華日本学会専門家、中国社会科学院科学研究局の朝克副局長、中央民族大学の宋敏教授、中央民族大学外国語学院の郭英剣教授が参加しました。日本国際交流基金会北京日本文化センターの高橋耕一郎副主任もこのシンポジウムに参加し、挨拶を行いました。
中国社会科学院科学研究局 朝克副局長 |
中央民族大学 宋敏教授 |
中央民族大学外国語学院 郭英剣教授 |
北京日本文化センター 高橋耕一郎副主任 |
今回のシンポジウムは、「中日民族文化の異同点および中国の地域文化、少数民族の文化が日本の文化形成や発展に与えた歴史的影響の研究」をテーマとしています。そして、中日両国の40以上の大学と科学研究機構の60人あまりの専門家がこのシンポジウムに参加し、リポートを発表しました。
開幕式直後の基調演説で、北京大学日本語学部の劉金才教授は、「異なる点と共通点およびそれらが相半ばする各文化を研究し、異なる文化を理解することは、人類文明の発展にとって、とても重要な課題だ」と述べました。
中国社会科学院日本研究所の崔世広教授は、「現在、『多様的な文化』はより多くの人々に認められてきた。中日文化比較により展開する日本文化への研究は、日本の文化の特性や価値が確かめられる。これはとても時代的な意義がある」と語りました。
中央民族大学日本語学部の蔡鳳林教授は、「日本の文化を研究することはとても大事なことだ。われわれはより深く研究し、今後、『東アジアの多様化文化の融和と日本文化の形成と発展』、『中国少数民族が日本文化に与えた歴史的な影響』などの研究領域を切り開きたい」と発表しました。
今回のシンポジウムは中日文化交流や日本の文化への研究にとても役に立つと専門家たちは考えています。(取材:オウギ) 国際・交流へ
シンポジウムに参加した日本や日本語を研究するゲストたち
記念写真
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