中国教育省はこれまで起草した『小学生の負担軽減に関する10の規定』に対する意見の募集を22日から始めました。
この『規定』はプリント教材、教科書などの練習問題、問題集などによる問題演習、作文やレポート、作品の製作などの宿題をなくすか、あるいは生徒の状態に基づきバランスよくクラス分けするなどあわせて10の措置をとるとしており、小学生の大きすぎる学習負担を確実に軽減することを目指します。
注目が集まっている宿題ついて『規定』は、通常の宿題を出すことを禁じ、代わりに博物館、図書館、文化センターなどの公共教育施設を見学させ、簡単な手作業や農作業を学ばさせること、小学生の特徴に適した体験式の宿題をさせるよう提案しています。また、小学校一年から三年までは、いかなる形式による統一試験を行わず、四年生になってから、一学期に一回全校で国語、数学、英語の統一試験をそれぞれ行う以外、ほかの科目の試験は行ってはいけないと強調し、さらに、試験内容については、それぞれの課程の基準を超えてはいけないとしています
この『規定』はそれおぞれ学級の生徒の状況に基づきバランスよくクラス分けするよう提案し、それぞれにクラスの状況に基づき教師を充てるようにして、いかなる名目による「重点クラス」や「非重点クラス」を設けることを厳しく禁じています。クラス分けのプロセスの実施では保護者、地域代表、人大代表や政協委員などがこれに参加し、クラス分けは各方面からの監督を受けることを義務つけています。
また、『規定』では試験の「百点制」を徹底的に廃止し、変わりに「レベル+評価」制度の導入を提起しています。具体的には採点結果を「優秀」、「良好」、「合格」、「未合格」の4レベルに分け、肯定的評価をなるベく多く取り入れ、学生の成長を励ますことを強調います。
この『規定』に対する意見の募集は8月の29日まで行うということです。 暮らし・経済へ
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