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 北京・瀋陽間の高速鉄道、始発駅を星火駅に変更

2013-08-06 14:50:45     cri    
 このほど北京市規画(都市計画)委員会は環境への影響を懸念し建設が中断している北京と瀋陽を結ぶ高速鉄道の路線を変更することを決定しました。それにより、始発駅が北京駅から星火駅へと変更になりました。

 建設にあたっては環境問題に対し市民から懸念の声があがっていましたが、北京市内の線路周辺に対し様々な措置を講じて、騒音の軽減を図る計画です。具体的には鉄道沿線30メートル以内にある住宅や学校など騒音が問題となる建物を撤去または用途の変更を実施したり、振動による騒音の少ない線路を使用します。このほか騒音軽減効果の高い新型車両の導入、五環路内(北京市内の環状道路)の走行時速を80キロに制限するなどの措置がとられます。また騒音が問題となる部分には遮音型防音壁が設置される計画で、現在は関連の予備調査、環境への影響報告書の審査段階に入っているということです。

 これまで北京・瀋陽高速鉄道の建設は周辺の住民から騒音、振動や電磁波など環境や健康への影響を不安視する声があがり、4年間も停止状態となっていました。5日、6日の両日には周辺住民との座談会が行われ、一般住民からの質問や意見をまとめました。これらの意見は各住宅区管理部門が受け付け、まとめて市、区の鉄道部門に提出され、質疑回答が行われる予定だということです。

 鉄道が完成すれば、北京と瀋陽間がわずか2時間18分で結ばれます。なお、工期は5年の予定だということです。(朱玄、吉野) 暮らし・経済へ

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