5日午前5時、中国北京市の赤十字会999救急センターは初めて中国、韓国、アメリカ3国間で患者の国際空中輸送を行いました。

　患者は70歳のアメリカ・ユタ州立大学教授で、7月9日に中国･チベットの林芝からラサに向かう途中交通事故に遭い、骨折や内臓損傷などで北京の協和病院に入院しました。現在、患者の容態は安定していますが、家族の希望でアメリカへ帰国して、継続治療をすることになりました。

　患者はまず救急車で北京協和病院から救急センターの駐機場に運ばれ、ヘリコプターで天津浜海国際空港に送られ、そこから999医療専用機で韓国のソウルへ運ばれました。ソウルでアメリカの救急航空機に移され、アメリカユタ州に到着、治療を受けるということです。(hj　大野)　暮らし・経済へ