第2回日本香港国際音楽コンクールが7月20、21、28日の3日間、香港で開催されました(香港シティー・ホール他)。同コンクールは、日本と香港を中心とするアジア全域の若者たちを対象に、音楽による文化交流の機会やキャリアの提供を目指しており、香港の非営利法人・日本香港音楽協会の主催、在香港日本国総領事館、香港日本人倶楽部などの後援により運営されています。
2回目となる今年は、昨年の2倍にあたる総勢320名の音楽家の卵が、中国大陸や香港、台湾、そして、日本、シンガポール、米国などから集まり、ピアノ、バイオリン、フルートの各部門ですばらしい演奏を披露しました。審査委員長にはシンガポール出身の指揮者ジョシュア・タン(陳康明)氏を迎え、音楽に国境はないというメッセージを若者たちに伝えるとともに、アジア全域に開かれた国際コンクールとなりました。
今年から新設されたヤング・アーティスト部門では、従来の競合的なコンクールのコンセプトを排した、音楽性、人間性を重視した審査を行い、音楽をとおして社会に積極的に貢献できる人材の育成をはかろうとしています。
一方、プロの音楽家を目指す若者向けのプロフェッショナル部門では、日本を代表する音楽コンクールである大阪国際音楽コンクールのファイナルラウンドへの推薦、日本と香港での演奏会出演、世界各地のミュージックキャンプ、マスタークラスへの招待などが提供されます。また、副賞として日本のJALとANAから入賞者へ航空券が提供されるということです。
なお、授賞式ならびに受賞者演奏会は、9月8日香港日本人倶楽部で行われる予定です。(張梅)
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