午前中の中日若者討論会
「笹川杯全国大学日本知識大会・作文コンクール」入賞者の日本招聘事業の一環として、7月26日中日両国の若者計50人余りが中日若者交流イベントに参加しました。
イベントの内容は参加者のアンケートなどをもとに、日本側の大学生ボランティアが企画したもので、討論会や料理対決、音楽クイズなどが行われました。
環境問題をめぐる熱い議論
午前中の討論会では、中日両国の若者たちが共に関心を寄せる環境問題や中日間係をテーマに熱い議論を繰り広げました。率直な意見交換を通じて、環境問題における中日間の協力や今後の中日間係のあり方について、お互いに知恵を出し合いました。
討論会のグループ別発表
中国青年訪日代表団の団長を務める中国青年報社の李雪紅編集委員は討論会終了後の挨拶で、「今回の討論会では、両国の若者たちは青春のパワーと自国に対する責任感を見事に見せた。若者同士の踏み込んだ交流を通じて相互理解を深めることは、中日両国にとって極めて重要なことであり、中日間の問題を解決するためにも役立つだろう」と話しました。
日本財団の尾形武寿理事長
また、日本財団の尾形武寿理事長は日中関係がギクシャクしている現状について、大きな要因の1つとして日中間の相互理解が不十分であることが挙げられるとの考えを示し、両国の若者たちによる討論会で交流を深めたことは、日中関係の未来にとって有益なもので、「今後もこのような討論会を続けていきたい」と述べました。
午後は両国の若者たちが料理の腕を振るい、水餃子や巻きずし、お好み焼きなど中日両国の代表的な料理をグループ別で調理し、味を競い合いました。その後、両国の若者たちの間で流行っているポップス音楽についてのクイズ大会も行われ、会場は大いに盛り上がりました。
日中料理対決「どっちの料理ショー」
2004年に始まった「笹川杯全国大学日本知識大会」と2008年からの「笹川杯作文コンクール」は、共に日本財団が中国で実施している友好促進事業であり、日本科学協会と中国青年報社、人民中国雑誌社が主催または共同主催してほぼ毎年開催されています。さらに、両イベントの入賞者などを対象にした招聘プログラム(日本訪問、日本の大学生との交流など)も実施され、中日間の相互理解の深化と友好意識の高揚を図っています。国際・交流へ
お好み焼きを作る若者たち
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