中国上海市の黄浦区政府は20日、同区の外灘に金融革新試験エリアを建設し、インターネット金融と民間金融を主体とする金融革新を推進すると発表しました。

　関係者によりますと、金融革新試験エリアの建設には具体的に10項目の施策が盛り込まれています。中でも、最も焦点となるのは、インターネット金融センター地区を建設し、ネット銀行、ネット保険、ネット証券などのネット金融業をこのエリアに集中させることです。また、情報技術企業やインターネット企業がインターネット金融サービス企業を起こしたりするのを支援します。そして、ネット企業と銀行、保険、証券などの金融機関の融合と接続を実現し、革新的な金融商品を創り出し、さらにクラウドコンピューティング、ビッグデータなどの資源やプラットフォームの技術利用を支援し、物理的ネットに依拠する従来の金融サービスや商品を改革していくということです。（馬ゲツ・大野）暮らし・経済へ