中国外務省の華春莹報道官は9日に行われた定例記者会見で、現在実施中の中ロ海上合同軍事演習について、「今回の軍事演習は中ロの全面的戦略的協力関係が高い水準であることを表している」と述べました。

　華報道官は「今回の軍事演習は、中ロ両国及び両軍の戦略的相互信頼と従来からの友情を深めるものだ。また、海上の脅威に対し合同対応力を高め、世界の平和と地域の安定を共同で守っていくという断固とした決意を表すのに重要な戦略的意義がある。軍事演習は第三国を標的としたものではない」と話しました。

　中ロ両国の海軍は5日から、日本海のピョートル大帝湾で「海上聯合―2013」と題した海上合同軍事演習を12日間にわたって行います。また、7月27日から8月15日まで、両国の軍隊はロシアのチェリャビンスクで「平和使命―2013」と題する合同反テロ軍事演習を行う予定もあるということです。（Yan、高橋）