中国の李克強首相は29日、北京で、スリランカのラージャパクサ大統領と会談しました。李克強首相は「習近平国家主席とラージャパクサ大統領は28日に両国関係を戦略的パートナーシップに引き上げることで合意した。これは、両国関係が新しい段階に入ったことを意味している」と述べました。

　李克強首相は「両国は貿易協力と投資協力を強め、二国間の経済協力計画を策定し、自由貿易交渉（FTA）を検討し、貿易のバランスをダイナミックな発展の中で実現させるべきだ。インフラ分野での協力を強化し、港湾や鉄道、道路など、重要なプロジェクトを推し進めていく。また、航空や海洋などの新しい分野における科学研究と実務協力を拡大していく。人的交流を拡大し、教育や観光面での協力を促し、両国の戦略的パートナーシップのさらなる発展を推進していきたい」と述べました。

　ラージャパクサ大統領は「スリランカと中国は親交が深く、中国を重要な協力パートナーとみなしており、経済貿易やインフラ整備、観光、教育などの分野で、両国の協力を一層強めていきたい」と話しました。（ZHL、山下）