二日間にわたる第7回中国企業海外投資シンポジウムが北京で開催されています。テーマは「多国間投資の利便化を図り、対外投資能力を高める」で、中国、ヨーロッパ、ASEAN(東南アジア諸国連合),南アジアからの政府高官、投資機関、専門家と企業管理者など1500人余りがこれに参加しました。
データによりますと、去年の中国企業の対外投資額は一昨年より3割近く増えて830億ドルを超え、その投資先は141の国と地域に及んでいるということです。
去年、中国企業の対外投資の規模が拡大され、また投資の分野、地域は増え、その形式も大きく変わりました。
まずは投資分野が拡大され、'エネルギー、鉱山のほか、ビジネスサービス業、建築業、ハイテク技術、先進的製造業などへの投資が明らかに増加しています。二つ目は、投資先が絶えず増えたことです。二国間、或いは多国間の投資協力メカニズムが日増しに健全化し、政府間の交流がますます活発化しています。三つ目は投資の形式がさまざまとなってきたことで、より多くの企業が株式投資、基金投資、資本市場での買収などを通じて海外投資を行っています。
中国企業が対外投資をする過程で、成功したケースも失敗したケースもありました。対外投資をめぐる課題について、シンガポール中国企業協会の左海濱副会長は、「中国企業は正しい自我への認識がなくてはならない。同時に、ハイレベルの人材を招聘し育成して、投資先の資源整合に注意しなければならない」と述べました。
対外投資での困難について、中国貿易促進会の万季飛会長は、「政府、商工会議所及び企業は手を携えて、共に対応し、企業の持続的かつ安定的な発展をサポートをしなければならない」と述べました。(ooeiei)
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