29日付けの人民日報が中国国家海洋局からの情報として報道したところによれば、中国は2015年までに、南極に夏用基地と越冬用の2つの観測基地を新たに設置します。そのうち夏の基地は、海抜2621メートルのプリンセス・エリザベス・ランドという場所に建設されます。今年の12月中旬から来年の3月上旬まで使用され、地質、氷河、測量、大気（気象）、地磁気、衛星リモートセンシングなどの科学観測をします。通年使用される越冬基地は、ロス海西岸付近に設置され、大陸、海洋、大気、氷河などの総合的な科学観測を行います。

　これまでに、中国は南極に3つの基地を設置しています。（万、大野）暮らし・経済へ