中国の観測船「雪龍号」は1月31日、南極のプリッツ湾海域で海底の沈殿物を採集する機器を海に投入しました。これによって、中国の第29次南極科学観測隊の海洋観測が正式に始まりました。今回の海洋観測は、中国の南極観測史上で、観測する内容が最も多く、時間も最も長いものです。
観測隊の高金耀隊長によりますと、今回の観測隊の規模は歴代最大で、12の研究機関から41人が集まりました。今回の海洋観測は、海水の循環、気象、海洋地質、海洋地球物理、海洋化学、海洋生物、オキアミ資源などに対して行われます。観測の結果は、この海域の環境・気候や、石油、ガス、メタンハイドレート、生物などの資源に対する評価の参考にされます。「雪龍号」は3月11日に帰航する予定です。(牟 高橋)暮らし・経済へ
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